包丁一本~♪
少し前の話ですが、包丁の柄を替えてもらおうと、
20数年前からお世話になっている刃物屋さんに行きました。
その包丁は、かれこれ17~18年使っているでしょうか。
柄を替えてもらうのも、たぶん5回目?
結構良い包丁です。
値段も!
包丁、手に持つと、包丁の先まで自分の神経が行き渡ります。
例えば、魚をさばきます。
どんなに小さな骨も、あたれば感じることが出来ます。
包丁は、硬い鉄で出来ています。
だけど、良い包丁は、刃が柔らかく感じます。
ちょっと言葉で表すのはムズカシイのですが。
包丁は、料理人の魂です。
なんの話かと言うと、
刃物屋さんの社長が言ってました。
「最近、良い包丁が売れへんな~」
これは、不景気だから、ではないみたいです。
良い包丁を、求める料理人が少なくなったということみたいです。
お店の調理場には、一通り包丁はそろっています。
でも、僕らが若いとき、
自分の包丁が欲しくて仕方ありませんでした。
安月給でお金が無いとき、
刃物やさんの社長は、分割払いで包丁を売ってくれてました。
もちろん、カードや信販会社のローンではなく、
口約束の金利なし、で。
そうして手にした包丁。
ブランド物を手にするよりも嬉しかった!
記憶があります。
(比べる事態、へんやな…)
まあ、良い包丁を使えば腕が良くなる、わけではありません。
でも、良いものは良い!!
そして、大事に使い、下手すると何十年もお付き合いをします。
なんせ、料理人の魂!
そこにこだわりは必要だと思います。
以前、京都の有名な刃物屋さんに行ったとき、
割烹着を着た料理人がよく出入りしていました。
嬉しい光景でした。
「切れりゃ~なんでもええやん!」
ちょっと悲しいかな…
今回、柄を新しくした包丁、
研ぐことによって、かなり短くなってます。
でも、まだまだ活躍してくれそうです。
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