休みのお知らせ。
8月29~30日(月、火)連休をさせて頂きます。
魚釣りにでも行こうかと思っています。
でも、台風が…
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8月29~30日(月、火)連休をさせて頂きます。
魚釣りにでも行こうかと思っています。
でも、台風が…
仕事が楽しい、ほんらい、そんなはずはない。
仕事はしんどいもので、辛いもの。
きっと誰もが、休みがまちどうしいはず。
何かをやりとげたとき、初めて「楽しい」そう思える。
僕らの仕事で言うなら、お客さんから
「美味しかった!」
そう言われた時、楽しく感じる。
正直、このお店は楽だった。
楽だから、楽しいと思った。
給料だってよかった。
二十歳ソコソコで、基本給三十万円。
給料日、明細を見てビックリした。
面接の時、「給料なんぼほしい?」
と聞かれ、
「仕事を見てから決めてください。」
と、いったものの、
正直、貰いすぎやろう!と、思った。
前のお店で頂いていた給料の、倍以上の金額だ。
まだ、この頃、バブル絶頂期。
それにしても多すぎる。
料理を作る楽しみ、
それは、料理人それぞれの価値観がある。
僕は、カウンターのなかで、お客さんと会話をしながら
お客さんが今、何を望んでいるか、それを考えながら
料理を作りたい、そう思うようになっていた。
ここのお店は、僕の思想には程遠い。
広い調理場で、顔の見えないお客さん相手に
時には50人~100人前の料理をこなす。
指示して動いてもらうのは、パートさん達。
初めてこのお店に来たとき感じた、
「長くは勤まらないだろうな」
その気持ちは、すぐに働いた。
でも、紹介していただいたMさんの顔もあるし、
常識的に、すぐに辞めようとは思わなかった。
そんなとき、そのMさんが独立してお店を出す事に。
僕は、料理長の命令で、Mさんのお店にオープンの日から助に行くことになった。
続く…
姫路の山奥にある料理屋さん。
忙しいのは土日だけである。
でも、その土日の忙しさと来たら!
平日は、お昼はそれでも結構お客さんは来る。
お昼時を除けば、平日はずっと仕込みをしている。
パートさんも多く働いていた。
料理人は、料理長を除くと僕を含めて三人。
店の大きさの割には少ない。
そして、お店は年中無休なので、平日、交替で休みをとる。
だから、土日を除くと三人の料理人しかいない。
今までみたいに、「ボウズ」と呼ばれる若い子はいなくて、
雑用や盛り付けなど、すべてパートのおばさんがこなす。
たしかに、パートのおばさんはよく働く。
お店は、結構田舎にあり、パートさんは、近所に住んでいる人が多い。
料理は、今まで習ってきた料理と少し内容が違う。
どっちかと言えば、見た目、演出に力を入れている感じだ。
ま、場所が山奥だけに、魚料理と言えば「鮎、鯉、岩魚、マス」など。
あとは、山菜がメインだから仕方がない。
和牛、地鶏なんかも扱っていた。
ただ、料理長は、仕事が出来る人で、このお店の料理長になるまえにも、
ホテルの料理長をこなしていた。
昼御飯を食べ終えると、よく、料理長に声をかけられた。
なんせ、平日のお昼過ぎてからはお客さんがほとんどこない。
なので、よく山へ、料理に添える紅葉や笹の葉、時には山菜などを採りにいった。
2時頃に出発し、時には帰りが6時頃、何てこともあった。
完全にサボりだ!
ロープウェイで、書写山に登ることもあった。
正直、楽しかった。
お店の営業は、8時まで。
いつも、8時丁度にタイムカードを押して帰る!
そんな日々が続いた。
続く…
少し前の話ですが、包丁の柄を替えてもらおうと、
20数年前からお世話になっている刃物屋さんに行きました。
その包丁は、かれこれ17~18年使っているでしょうか。
柄を替えてもらうのも、たぶん5回目?
結構良い包丁です。
値段も!
包丁、手に持つと、包丁の先まで自分の神経が行き渡ります。
例えば、魚をさばきます。
どんなに小さな骨も、あたれば感じることが出来ます。
包丁は、硬い鉄で出来ています。
だけど、良い包丁は、刃が柔らかく感じます。
ちょっと言葉で表すのはムズカシイのですが。
包丁は、料理人の魂です。
なんの話かと言うと、
刃物屋さんの社長が言ってました。
「最近、良い包丁が売れへんな~」
これは、不景気だから、ではないみたいです。
良い包丁を、求める料理人が少なくなったということみたいです。
お店の調理場には、一通り包丁はそろっています。
でも、僕らが若いとき、
自分の包丁が欲しくて仕方ありませんでした。
安月給でお金が無いとき、
刃物やさんの社長は、分割払いで包丁を売ってくれてました。
もちろん、カードや信販会社のローンではなく、
口約束の金利なし、で。
そうして手にした包丁。
ブランド物を手にするよりも嬉しかった!
記憶があります。
(比べる事態、へんやな…)
まあ、良い包丁を使えば腕が良くなる、わけではありません。
でも、良いものは良い!!
そして、大事に使い、下手すると何十年もお付き合いをします。
なんせ、料理人の魂!
そこにこだわりは必要だと思います。
以前、京都の有名な刃物屋さんに行ったとき、
割烹着を着た料理人がよく出入りしていました。
嬉しい光景でした。
「切れりゃ~なんでもええやん!」
ちょっと悲しいかな…
今回、柄を新しくした包丁、
研ぐことによって、かなり短くなってます。
でも、まだまだ活躍してくれそうです。
お盆は、休まず営業いたします。
8月13~15日は、ランチは休ませていただきます。
お盆期間、仕出し料理(オードブルや弁当)は、
承っております。
よろしくお願いいたします。
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